参院選の結果を受けて最初の取引となった株式市場は値上がりし、日経平均は一時4万円の節目を回復しました。
(島田龍二記者報告) ある市場関係者は「結果は想定内。むしろ与党は健闘した」と話しました。
日経平均株価はアメリカの株高の流れもあり、一時400円あまり値上がりしました。
各党の物価高対策による財政悪化への懸念から円安が進んでいた外国為替市場では円が買い戻され、1円あまり円高に振れました。
債券市場では国債が売られ、先週には長期金利が17年ぶりの水準まで上昇していました。しかし、今は落ち着いた動きです。
ただ、市場には今後の政権の枠組みや、財政拡大への懸念がくすぶり続けています。
政局以上に日米の関税協議が焦点だという声もあり、市場関係者は警戒が続くと指摘します。