原油や原材料の高騰を背景に、食料品の値上げが続いています。8月に予定されている値上げは1000品目以上で、8カ月連続で前年同月を上回っています。

 帝国データバンクによりますと、8月の値上げは料理酒など調味料が470品目、牛乳やヨーグルトなどの乳製品が281品目など101品目で値上げが予定されています。

 度重なる値上げに家計の負担は増える一方です。

 買い物客「めちゃくちゃ困ります。最近頻繁に値段が上がってるので。ちょっと安い時を見計らって気にしながら、大きめの(調味料など)買ってます」「前年とかよりも大体1.5倍の食費。どこで節約したらいいか分からない」

 仙台市若林区のスーパーでは、値上げされる前の商品をたくさん仕入れて在庫を増やすことで、できるだけ長い期間安い価格で販売するという対策を取っています。

 生鮮館むらぬし村主芳治店長「ちらしの回数を若干減らしたりして、毎日なるべく安く売ろうと。毎日のものだったりする牛乳だったり卵だったりを、なるべく毎日安く売ろうと」

 発行するちらしを減らし、その分の経費を消費者へ還元しています。

 生鮮館むらぬし村主芳治店長「野菜とかも結構天気の影響で値段が徐々に上がってきているけども、市場に直接買いに行って(安くして)いるので、大手に負けない部分。是非買い物してほしい」

 値上げの品目数は1月から8カ月連続で前年同月を上回っていて、値上げは秋まで続く見込みです。