物価高は毎年恒例のイベントにも影響を与えています。26日に宮城県南三陸町で開催された夏祭り、出店者たちは値上げせずに企業努力で対応しました。
志津川仮設魚市場周辺をメイン会場に開催された、南三陸の夏を彩る一大イベント志津川湾夏祭りには、地場産品や祭りならではのグルメを楽しめる出店が50軒以上立ち並んだほか、地域住民が活躍するステージイベントも会場を盛り上げました。
連日の猛暑の中でも、来場者は夏のイベントを満喫していました。
しかし、夏祭りにも物価高の影響です。
たこ焼き屋店主「この粉が高いです。震災後から比べると、12キロ当たり2000円ぐらい値上がりしてますね。販売価格は挙げません。そのままやります」
ホルモンやりんご飴を販売する店では、ホルモンの仕入れ値がこの1年で1キロ当たり約150円値上がりしているものの、販売価格は変えていません。
多くの店が仕入れ値の高騰にもかかわらず、値上げせずに商品を提供していました。
「仕入高の上昇に我々はなかなか直接商品に転嫁できないのが現実で、毎年利益が圧縮されてるのが実情です。地元の人口減少が進んでいるので、外部からお客さんを招き入れないと我々の商売も成り立っていかないので」