保険業界で出向者による情報漏洩(ろうえい)が相次ぐなか、みずほ銀行が保険会社からの出向者の受け入れ廃止を検討していることが分かりました。

 みずほ銀行は生命保険会社と損害保険会社から受け入れている出向者を来年3月末までに帰任させる方向で出向元と協議しているということです。

 新たな受け入れを取りやめることも調整しています。

 保険業界では代理店への出向者が顧客情報を漏洩するといった不正が相次いでいます。

 7月には日本生命の社員が出向先の三菱UFJ銀行の内部情報を無断で持ち出していた問題も発覚しています。

 これを受けて三菱UFJは、すべての保険会社からの出向受け入れを廃止する方針を示していました。