戦後間もない昭和20年代に日本に駐留したアメリカ兵が、仙台市内を中心に撮影したカラー写真の展示会が仙台市青葉区で開催されています。

 1949年に撮影された青葉区の藤崎デパート。終戦から4年後の七夕まつり。仙台の復興の様子が伝わってきます。

 石巻初の百貨店観慶丸も同じ年1949年に撮影されました。建物は現在も同じ場所に残されています。

 青葉区の藤崎で始まった写真展は、駐留アメリカ軍大佐のノーバート・ラングさんが1949年から2年間、仙台市内を中心に当時は珍しいカラー写真で撮影しました。

 戦後80年の節目に開催された今回の写真展では、当時の仙台の街並みや生活の息吹きを写した80枚の写真が並びます。

 これらの中にはどこで撮影されたのか分からないものもあり、場所の手がかりを求めるコーナーも設置されています。

 来場者「川内の米軍キャンプ跡のボイラープラントかなと思ったんですけどこっちを西公園と見た時に高さが合わない」「カラーだと本当にあー、こんな生活だったんだなと思う」

 写真展は19日まで藤崎一番町館で開催されています。