高卒1年目の社会人の離職を防ごうと、宮城県内の高卒社会人が集まる研修会「ルーキーズクラブ」が開かれました。
この研修会は就職支援サービスを手がける企業が主催したもので、仙台をはじめ全国9つの都市で毎月1回行われています。目的の一つが、高卒社会人の職場定着です。
国の調査では高卒1年未満の社会人の離職率は17.4%と高く、人手不足に悩む企業にとって大きな問題となっています。
高卒者の場合、大卒者と比べてアルバイト経験が少ない、価値観の違う人との交流が少ない、などの理由から職場に馴染めず、退職に至るケースが多いということです。
18日の仙台市での研修には5社から7人が参加し、会社の垣根を越えて仕事の質を高めるためのプロセスやメモの大切さなど、社会人としての基礎を学びました。
参加者「会社で働いたことがなかったので、マナーとか先輩に対してどうやって話したらいいのか」「仕組みが全然わからなかったので不安だらけでした」
ルーキーズクラブ仙台講師柴田小夜子さん「他愛のない話だったりとか仕事の話だとか愚痴もあるかもしれませんけどそういうことを共有できる」「同じ世代の子が他の会社で頑張っているんだなというのは力になってるんじゃないかなとは感じます」