宮城県が洪水リスクがあるエリアの想定を拡大したことを受け、仙台市は新たな防災ハザードマップを作成しました。
仙台市が毎年発行している仙台防災ハザードマップは、洪水や浸水の恐れがある区域を示し、災害時の避難行動や備えに役立つ情報を掲載しています。
県の調査で2024年新たに仙台川などの中小河川付近で洪水リスクがあるエリアが広がったことを受け、今回市がマップを更新しました。
仙台市減災推進課早坂政人さん「これから本格的な台風シーズンになりますので、それに合わせて更新をしました。大きな河川に比べると、中小河川は水位が急激に増える恐れがあるので注意が必要です」
他にも、安全なエリアにも関わらずむやみに外へ出て避難してしまうと危険な例もあることから、在宅避難についての記載なども追加されています。
仙台市減災推進課早坂政人さん「突然発生する地震に比べると、大雨災害は避難するための時間が長いという特徴がありますので、事前にハザードマップで確認していただいて、自宅や職場にどういう被害が及ぶのか具体的に洗い出していただきたいなと」
市ではハザードマップを各区役所などで配布しているほか、公式SNSやWEBサイトなどでも情報発信をしており、日頃から災害に向け備えるよう呼び掛けています。