警察にストーカー被害の相談をしていた女性が元交際相手の自宅から遺体で発見された事件で、神奈川県警は一連の対応に不適切な点が認められたとする検証結果を発表し、謝罪しました。

神奈川県警 和田薫本部長 「被害者の女性やその親族からの相談などに対する不適切な対応について深くおわび申し上げます」

 検証結果では「体制が形骸化し、本来発揮すべき機能が発揮できなかった」などといった問題点が指摘されています。

 死亡した岡崎彩咲陽さん(20)からの事前の相談について、情報共有がされていなかったことや、危険が生じている恐れがあることを念頭においた捜査をしていなかったことなどが認められたということです。

 神奈川県警はマニュアルの整備や職員への教養の徹底などの再発防止策を講じていくとしています。