宮城県白石市の公共工事をめぐり、入札を妨害した罪に問われている工務店代表の男の裁判で、仙台地裁は懲役1年・執行猶予3年の判決を言い渡しました。
白石市の工務店代表・草刈俊彦被告(64)は、2023年9月、白石市が発注した配水施設の防水工事をめぐり、市職員と共謀して、非公開だった予定価格を不正に入手し落札した罪に問われています。
5日の判決で、仙台地裁は「公契約に関する入札の公正や社会の信頼を害する行為。安易に秘密情報の教示を受けることを繰り返していて、酌量すべき事情に乏しい」などとして、草刈被告に懲役1年・執行猶予3年の判決を言い渡しました。