中国・蘇州市で日本人が負傷したという情報がSNSなどで拡散しましたが、日本政府が情報収集を進めたところ負傷者は確認できず、酒に酔ったうえでのトラブルだった可能性があることが分かりました。
上海の日本総領事館によりますと、蘇州市で日本人がトラブルに巻き込まれたとの情報がSNSで広がり、総領事館は12日に安全確保に務めるようホームページで注意を呼び掛けました。
現地に住む日本人らの間では「日本人が襲撃された」といった情報も流れ、警戒感が高まっていました。
総領事館はその後、「12日午前2時ごろ、日本人も関係する数名のもめ事があった」「負傷等もなく事態は収拾されたという情報が確認された」と14日に公表しました。
関係者がかなり酒に酔っていたとの情報もあることから、総領事館は「過度な飲酒が危険を高める要因になる」として注意を呼び掛けています。
蘇州市では7月にも、日本人の親子が地下鉄の駅で石のようなもので殴られ、けがをする事件が起きています。