サンマ漁が近年に無い豊漁になっているため、宮城県を含む全国の港で水揚げした船が出港を見合わせ休漁しています。

 宮城県気仙沼港では、8日朝もサンマを積んだ漁船が入港し次々と水揚げしていました。

 サンマは近年に無い豊漁となっていて、北海道では連日数千トン水揚げされ、魚を入れる発泡スチロールなどが足りない事態となっています。

 このため、月曜から木曜にかけて水揚げした船は翌日の午前6時まで、金曜と土曜に水揚げした船は翌々日の午前6時まで出港を見合わせることにしています。こうした措置は13年ぶりということです。

 第21権栄丸吉田克久漁労長「魚の値段が安くなれば、それは当然休漁してもらった方が良い。大漁貧乏よりは良い」

 北海道で水揚げが多すぎてサンマの価格が下がっているため、宮城県気仙沼市など本州で水揚げする船が増えているということです。

 第21権栄丸吉田克久漁労長「気仙沼港に入港したのは、北海道より値段とれるから。
内地に来る船は、北海道よりは値段とれるだろうというので揚げに来てるんだよね。極端に言えば北海道は半値だよ」

 サンマを扱う仲買人も、チャンスと捉えています。

 仲買人「大変期待しています。頑張って漁師さんが取って来てくれた物を、少しでも良い値段で流通して我々加工品に結びつけていければ良いのかなと思ってますけども」