宮城県大郷町長選挙で初当選した石川良彦町長が、初めて町議会に登壇しました。選挙の争点にもなったスマートスポーツパーク構想について事業者、議会、町民と対話していくことを強調しました。

 大郷町のスマートスポーツパーク構想は、2019年の台風19号で被災した粕川地区の農地にサッカー場12面や宿泊施設を整備します。前の町長が、交流人口の増加や定住者の確保を目指す一大プロジェクトとして強力に進めようとしました。

 これに対し、構想の見直しを訴え初当選した石川良彦町長が12日から始まった町長として初めての議会に臨みました。

 石川良彦町長「これから4年間夢と希望のある町づくりの実現のため町民、議員の皆様と共に新しい大郷を作ってまいりたいと」

 石川町長は、スーパーマーケットの誘致や子育て世帯への住宅確保など6つの町づくりの柱を掲げ、今後4年間の町政を担う決意を表明しました。町長選挙の主な争点となったスポーツパーク構想については、議会終了後に次のように話しました。

 石川良彦町長「運営企業のお話を聞いたその後に議会、地権者、町民の方々と検討していくという考え。運営企業さんが果たしてどこまで、今お話しした具体的な計画を持っておられるかということが一番」

 大郷町議会は、29日から一般質問が行われる予定です。