カンボジアで詐欺などに関わったとして現地当局に拘束された韓国人ら64人が18日、韓国に送還されました。

 送還された64人は、カンボジアの犯罪拠点でロマンス詐欺などに関わったとして、現地当局の摘発で拘束されていました。

 韓国に到着後は警察の捜査を受けているとみられています。

 韓国ではSNSを通じて知った高収入の仕事を目的に東南アジアに渡り、犯罪に加担させられるケースが若者を中心に相次いで確認されています。

 そうしたなか、8月に20代の男子大学生が犯罪組織に監禁・拷問され死亡した事件が明るみになり、大きな社会問題となっています。

 韓国政府は対応チームを現地に送るとともに、カンボジアの一部地域を「旅行禁止」とするなど対応を強化しています。