ウクライナのゼレンスキー大統領とヨーロッパの首脳らは、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、現在の前線での停戦を求めるアメリカのトランプ大統領の立場を支持する考えを示しました。

 ゼレンスキー大統領とイギリスやフランス、ドイツなどヨーロッパ8カ国やEU=欧州連合の首脳らは21日、ウクライナ侵攻を続けるロシアを念頭に「戦闘は直ちに停止されるべき」とする共同声明を発表しました。

 現在の前線での停戦を求めるトランプ氏の立場を強く支持するとしています。

 領土交渉を巡っては「国境は武力で変更されるべきではないという原則を堅持し続ける」と主張し、領土の割譲には応じない姿勢を改めて強調しました。

 さらに、ロシアは交渉を長引かせる戦術を取っていると非難しました。