23日にプロ野球ドラフト会議が開催されます。全日本選手権の最優秀投手にトリプルスリーを狙うスイッチヒッターの強打者。宮城県の大学生は逸材ぞろいです。

 東北福祉大学櫻井頼之介投手「球速もそうだが球の切れが伸びた。1年生の秋から投げさせてもらって、メンタル面ではすごく成長した」

 東北福祉大学の櫻井頼之介投手は、6月に行われた大学選手権で4試合に登板し7年ぶり4度目の日本一に貢献し、最優秀投手賞も獲得しました。

 持ち味は150キロを超えるストレートと多彩な変化球、そして安定した制球力です。

 リーグ戦での厳しい場面での登板経験が、メンタル面も成長させました。チームの柱となりうる即戦力右腕です。

 櫻井頼之介投手「自分は先発の投手でゲームを作る能力が高いので、チームを勝たせられる投手になりたい」

 東北福祉大学堀越啓太投手「櫻井頼之介が一番の刺激になっていた。自分をここまで成長させてくれた1人かなと思っている」

 櫻井投手と共に東北福祉大学をけん引してきた堀越啓太投手は、高校で指名漏れも味わいましたが、大学で急激に成長しました。練習では164キロを計測した剛腕投手です。

 堀越啓太投手「自分で考えてトレーニングしたり、勉強熱心にやり続けた結果こうなっているのではと思います。息の長い選手になりたい、理想を言えばたくさんあるんですけど、そこが一番かなと思う」

 仙台大学平川蓮選手「東北福祉大学の選手たちがいて自分も成長できた。ライバルの存在が大きかった」

 スイッチヒッターの仙台大学平川蓮外野手は、秋のリーグ戦の東北福祉大学との試合で豪快なホームラン。左右両打席から長打が打てることも魅力です。

 高校野球の指導者を目指し仙台大学に進学し、元々は投手でしたが大学で本格的に野手に転向しました。監督からの助言でスイッチヒッターにも挑戦し、頭角を現しました。走攻守3拍子そろった平川選手のプロでの目標は。

 平川蓮選手「トリプルスリーを目標にやっていきたい。1年目は新人王獲れるようにどんどんアピールして頑張っていきたい」

 仙台大学のエースとしてチームを引っ張った渡辺一生投手も、ドラフトの有力候補です。左腕から繰り出される150キロを超えるストレートとチェンジアップが持ち味です。 仙台大学渡辺一生投手「150キロ投げられる変化球投手という目標に変わった。変化球を軸に強いまっすぐを使うことが成長した点」

 高校では指名漏れを経験しています。プロを見返す気持ちで全国の舞台でも存在感を見せました。目標は、世代を代表する選手です。

 渡辺一生投手「成功に対して目が向きがちだけど、負けが少ない投手になりたい。1位でなくてもその年の顔になれる選手。ドラフトキングという存在になりたい」