政治資金を私的に流用した疑いがあるとして役職停止となった自民党埼玉県連の県議について、県連の調査委員会は政治活動以外に資金が使われたとする調査結果を取りまとめました。

 自民党埼玉県連の幹事長・小谷野五雄県議(69)は、県連の政治資金を私的に流用した疑いがあるとして8月、役職停止措置を受けました。

 関係者によりますと、流用は6年間でおよそ2800万円で、私的な飲食などに充てた可能性があるということですが、小谷野議員は実際には100万円弱だと説明しています。

 県連が設置した調査委員会は、およそ2800万円が県連の活動以外に使われたとする調査結果を取りまとめました。

 来週にも役員会に調査結果を報告したうえで、小谷野議員の処分を検討するとしています。

 小谷野議員は「政治活動として正当なものだった」として改めて第三者委員会による調査を求めています。