有名な祈祷師を紹介する名目で現金600万円余りをだまし取ったとして、自称祈祷師の女が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、愛媛県西条市の自称祈祷師、渡部千登勢(58)です。
渡部容疑者は2024年10月から2025年2月にかけて「霊が悪さしている。私には手に負えないので有名な祈祷師を紹介する」などとうそを言い、仙台市若林区の50代女性から祈祷料として現金607万円をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、渡部容疑者は女性とSNSの交流サイトで出会い、テレビ電話で祈祷をする様子を見せて信用させていたということです。
調べに対し渡部容疑者は「幼少期に神から霊能力を授かった」「紹介するとは話していない」などと容疑を否認しています。
警察は、渡部容疑者が女性から他にも800万円以上をだまし取っていたとみて、余罪を調べています。