任期満了に伴う宮城県知事選挙は26日に投票が行われ、開票作業が進んでいます。現職の村井嘉浩氏と新人の和田政宗氏が接戦を繰り広げています。

 宮城県知事選挙に立候補しているのは、届け出順に現職で6回目の当選を目指す村井嘉浩氏(65)、いずれも新人で元参議院議員の和田政宗氏(51)、自然塾を主宰する金山屯氏(85)元県議会議員の遊佐美由紀氏(62)、元角田市職員の伊藤修人氏(33)の5人です。

 午後11時現在、宮城県知事選選挙の開票率は73.03%で村井氏26万5118票、和田氏21万6096票、遊佐氏14万376票、伊藤氏1万2546票、金山氏1666票となっています。

 投票は26日午前7時から行われ、有権者が次々と1票を投じていました。

 「子育てしていて物価が高いとかそういうところが気になっていた」「ちょっと長すぎたかなというのが1つ。やっぱり少し濁ってくるんじゃないかと、どんな場所でもどんな地域でも」

 26日現在の有権者数は187万2116人で、期日前投票を済ませた人は前回2021年より約4万人多い39万9150人です。

 確定投票率は46.50パーセントで、前回2021年を10ポイント程下回っています。

 khbの出口調査では、現職の村井氏が元参議院議員の和田氏と接戦を繰り広げ、元県議の遊佐氏が続いています。元角田市職員の伊藤氏と自然塾主宰の金山氏は厳しい情勢です。

 支持政党別の投票先では、自民党支持層の6割強、公明党支持層の6割程が村井氏に投票しました。一方、和田氏は政策覚書を結んだ参政党支持層の9割を固め、自民党支持層からも3割近くの支持を受けています。

 大勢が判明し新しい知事が決まるのは、日付が変わって27日未明になる見通しです。