車などの交通手段が無い、いわゆる買い物難民のための移動スーパー、とくし丸が宮城県の柴田町と岩沼市の一部でも走り始めました。

 柴田町のスーパー、イトーチェーンマルコ店にお目見えしたのは移動スーパーのとくし丸です。

 冷蔵庫付きの軽トラックに生鮮食品を含む400品目、約1200点の商品が並びます。

 全国で約1200台が稼働中のとくし丸は今回、宮城県でスーパー9店舗を運営する伊藤チェーンと提携し、柴田町と岩沼市の一部エリアを走ることになりました。

 伊藤チェーン伊藤吉信専務「今この地域も高齢化社会になっていまして、広げていきたいなと思います」

 セレモニーの後、早速お客さんの家に向かいました。音楽を流して到着したことを知らせます。

 販売スタッフ「豚バラ、豚コマ、ロースとかしゃぶしゃぶもありますね」

 訪問は週1回から2回で、販売スタッフには高齢者の見守りも期待されています。

 利用者「家を留守にできないので、来てもらうと助かりますよ。欲しいに応えててくれるから」

 宮城県のとくし丸は今回2台が増えて11台となりましたが、他の県の半数ほどだといいます。

 とくし丸新宮歩社長「宮城県もいっぱい色々な所に困ってらっしゃる方がいるのは理解しているので、これからもう少し成長のスピードを急ぎたいなと思っています」