生鮮カツオの水揚げ28年連続日本一を誇る宮城県気仙沼市ですが、2025年は例年にない不漁で記録が途切れることが確実となりました。

 菅原茂気仙沼市長「大変残念だと思っています。また2026年からスタートできればと思っています」

 菅原茂気仙沼市長は、会見で無念さをにじませました。

 気仙沼港は、例年であれば9月から10月にかけてが戻りガツオの季節で大型のカツオが次々と水揚げされますが、三陸沖に群れが現れず水揚げする漁船が大幅に減りました。

 漁業情報サービスセンターによりますと、気仙沼港への水揚げは10月末時点で4345トンと、1位の千葉県勝浦港に約2600トンの差をつけられています。

 三陸沖では既に多くの漁船が操業を終えていて、残る漁船も九州沖などに移動しているため、29年連続の日本一は絶望的となりました。

 菅原茂気仙沼市長「(記録的不漁が)溜め釣り伝来350年の年に起こったということは大変残念だった。しかしこれが魚の世界、自然の世界と受け止めてます」