宮城県大崎市の古川農業試験場で、夏場の高温にも耐えると期待される新品種の米の試食が行われました。

 古川農業試験場の研究員が試食したのは、夏の高温にも耐えられる東北247号という米の新品種です。

 古川農業試験場が2018年から開発を進めていて、2025年度は試験栽培に取り組んでいました。

 高温への耐性が無い米は、猛暑の影響を受けると白く濁るなど品質や収量が下がってしまいますが、この品種は猛暑でも濁った米が少なく、収量にも問題なかったというこです。

 試食した研究員「つやもあって甘みもあって、バランスの取れた非常においしい食味でした」

 古川農業試験場増田秀平研究員「近年高温でお米に障害が出ているところがありますので、そこはクリアできるという手応えを感じておりますので、宮城県の農家さんに早く届けられればなという気持ちでこれからも試験を続けていきたいと思います」

 試験場では2026年度も試験栽培を行い、県の優良品種への登録を目指すとしています。