宮城県では12月もクマの目撃が相次ぎ人身被害も発生していますが、栗原市ではクマを引き寄せる原因となる木の伐採が始まりました。

 栗原市はクマが人里に現れる原因とされるカキやクリの木の伐採の申し出を住民から受け付けていて、これまでに約8000本の希望が寄せられています。

 22日から伐採作業が始まり、2025年に栗原市で最もクマの目撃が多かった一迫地区では、住宅敷地内のカキの木4本が地元の森林組合によって伐採されていきました。

 佐藤智栗原市長「伐採の要望が多く、2年から3年かかるのかなとは思っていますが、できるだけ早く伐採したいと思っております」

 市によりますと、要望を受けた木は現地調査が必要となるため伐採の完了は2027年度になるということです。