細野正之容疑者(51)が12歳の少女に性的サービスをさせていた疑いで逮捕されました。

 少女は東京・文京区の違法マッサージ店で1カ月で60人ほどを接客させられていたといいます。

12歳少女 「嫌だったが、母に逆らえず従った」

 一体、どういうことなのか…。

 警視庁によりますと、少女は6月、母親に連れられてタイから来日。日中は接客し、夜は店の台所に布団を敷いて寝る生活でした。

 7月、母親が思わぬことを言い出します。

少女の母親 「あす、タイに帰る。迎えに来るから、それまで働いていて」

 母親は少女を置いてタイに帰国したのです。

12歳少女 「本当は一緒に帰りたかったが、怒られると思い言えなかった」

 母親が帰国した後も少女は働き続け、売上金約60万円は細野容疑者と少女の母親に渡ったというのです。

12歳少女 「祖父や妹に会いたい。学校に行きたい」

 こう話していた少女。「タイに帰りたい」と東京出入国在留管理局に助けを求めたのでした。警視庁は人身取引の被害者として少女を保護しました。