埼玉県三郷市で、酒を飲んだ状態で下校中の男子児童をひき逃げした罪などに問われている男に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。

 中国籍のトウ洪鵬被告(43)は5月、三郷市で小学生の列に車で突っ込み、男子児童4人にけがをさせて逃走したほか、飲酒運転の発覚を免れようとした罪に問われています。

 今月13日の判決で、さいたま地裁越谷支部は「飲酒運転をしなければならない必要性や緊急性は全くなかった」「逃走した理由はアルコールの影響などの発覚を逃れるためで、責任逃れと言える」と指摘しました。

 一方で「反省し、今後は一切運転しないと述べている」などとして、トウ被告に懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。