宮城県内有数の養殖ノリの産地、石巻市では、ノリの収穫が最盛期を迎えています。

 石巻湾では9月に種付けされた養殖ノリが育ち、養殖業者は早朝から収穫作業に追われています。

 2025年はノリの育苗が始まる9月頃に海水温が高く成育が心配されましたが、その後海水温が下がり、例年並みの11月19日から収穫作業が始まりました。

 収穫したノリは、塩分や不純物を取り除いた後、乾燥させて板ノリに加工され出荷します。

 阿部正幸さん「すこし歯切れのいい食べ応えのあるノリがとれると思います。今年もおいしいノリを届けれるようにがんばりたいと思います」

 県漁協石巻湾支所では今季は板ノリ5600万枚の出荷を見込んでいます。

 加工されたノリは11月27日、塩釜市で初入札にかけられるということです。

 養殖ノリの収穫は来年4月まで行われます。