クマの目撃件数が過去最多を更新する中、宮城県は11月末を期限としていたクマの出没警報の期間を12月末まで延長すると発表しました。
2025年度の宮城県のクマの目撃件数は、21日まで2878件で2024年度の3倍以上となり過去最多です。
栗原市の山中で女性が襲われ死亡するなど、人身被害も5件発生しています。
こうした中、県は25日、11月末を期限としていたクマ出没警報を12月末まで延長すると発表しました。
クマは例年、11月ごろから冬眠しますが依然として目撃が相次いでいることを受けて決定しました。期限の延長は4度目です。
県は、餌となる柿の木などの管理や、動きが活発になる朝夕の行動を避けることなどを呼び掛けています。