12月5日、ワシントン条約締結国会議が閉幕。前日には全体会合でもEU(ヨーロッパ連合)が提案したウナギ取引規制案は否決された。

アメリカウナギも規制対象になっていて、アメリカも日本同様、規制には反対の立場だった。

北東部メーン州のウナギ漁師は採決前、不安の声を上げていた。

日本が「中国産」として輸入しているウナギの多くが実はアメリカウナギだ。

アメリカ国内で流通しているウナギも稚魚の段階で中国に輸出された後、アメリカに戻ってくる「逆輸入」ものが多いのだ。

ならば輸出せずに地元で獲れたウナギは地元で養殖しようと設立されたのがアメリカン・ウナギ社だ。

アメリカ初の本格うなぎ養殖の経営に、日々奮闘する女性CEOを取材した。