正月へ向けた準備が各地で進んでいます。仙台市中央卸売市場では正月飾りのセンリョウの競りが行われました。

 年末恒例の千両市では、茨城県や千葉県で生産されたセンリョウ約11万本が競りに掛けられました。

 センリョウは富と財産の象徴とされ、美しい赤い実が不浄なものを清めると言われていることから、古くから正月飾りに使われてきました。

 近年では、クリスマスの飾りやフラワーアレンジメントにも使われます。

 実を付ける夏場に雨が少なく猛暑が続いた影響で入荷量は例年より1割ほど減少し、例年よりやや高い価格で取引されました。

 仙花石井明浩常務取締役「11月に入ってだいぶ冷え込みも強まった関係で、例年よりは赤いきれいな褐色のセンリョウとなっております」

 センリョウは、12月下旬から宮城県のスーパーや生花店に並ぶということです。