船体の不具合について「違和感を感じていなかった」と証言しました。

 知床沖で沈没した観光船「KAZU1」の運航会社社長・桂田精一被告の2回目の裁判が10日に開かれ、事故前に船体を検査した検査員が出廷しました。

 船前方にある「ハッチ」の不具合が原因で沈没したとされていることについて「違和感を感じていなかった」「斜め上からハッチが開いていないことが確認できた」と証言しました。

 また、出廷した海上保安官はKAZU1と同じ大きさの巡視艇で航行を再現する実験を行い、「2メートルの波を越えた時に海面に落下するようにたたき付けられた」と証言しました。

※「KAZU1(ワン)」は正しくはローマ数字