北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されていますが、冬の時期ならではの備えが必要です。専門家に話を聞きました。
8日の地震を受けて9日に発表された北海道・三陸沖後発地震注意情報は、1週間程度いつもより地震の発生に注意して備えておく必要があります。
仙台市の防災アドバイザーに、冬の時期ならではの対策について聞きました。
仙台市減災推進課早坂政人防災アドバイザー「冬場は低体温症のリスクが高くなっていますので、非常持ち出し品の中に暖を取れるような上着を入れておくとかカイロを入れておくとかという対応が必要だと思います」
国が2021年に発表した日本海溝と千島海溝沿いにおける地震での被害想定には、低体温症が明記されています。
津波などと同様、寒さは命に関わると考えておく必要があります。
仙台市減災推進課早坂政人防災アドバイザー「もし津波に襲われて体が濡れた状態になると、低体温症のリスクが高まってしまいますので、日頃から例えばハザードマップとかを見ながらどこを通って避難するか、低体温症にならないように防寒対策を枕元に置いてお休みになっていただくという対策を取っていただきたいと思います」
急な地震の発生が想定されるため、すぐに避難できる準備をしておくことは当然ですが、冬に限らず季節に合わせた対策も忘れないことが重要です。
仙台市減災推進課早坂政人防災アドバイザー「1人1人必要になる物は変わってきますし、避難する場所は必ずしも避難所というわけではありませんので、どういった時期にどこに避難するかを考えながら準備してほしいなと思います」