クリスマスに欠かせないケーキの値上げを余儀なくされる中、洋菓子店は客が少しでも買い求めやすいよう工夫を凝らしています。
クリスマスのテーブルを彩るクリスマスケーキ。宮城県に7店舗の洋菓子店を構えるムッシュマスノアルパジョンでは、11種類のクリスマスケーキを用意し11月から予約を受け付けています。
ただし、一番大きいサイズを除いて200円から400円ほど値上げすることにしました。4人から6人用のケーキは、3980円が4200円に。値上げは6年連続です。
鈴木奏斗アナウンサー「値上げの主な理由はやはり材料費の高騰です。ケーキに欠かせないチョコレートや生クリームが、特に値上がりしているということです」
原料のカカオを輸入に頼るチョコレートは、円安の影響もあり高い物で前年より20%ほど仕入れ値が上昇しています。
生クリームも25%ほど上がり、ケーキ作りに大きく影響しています。
ムッシュマスノアルパジョン益野広夢取締役「誰も経験したことが無い、本当にとんでもない原材料の上昇が来てますね。本当は物によっては、ケーキによってはもう100円200円上げたい物もあるけれども、やっぱりこのお値段で、これ以上の値段ではお客様には出せないというのがありまして」
長引く物価高の中で迎えるクリスマスですが、少しでも買い求めやすいよう1人から3人で食べられる一回り小さなホールケーキを初めて用意しました。
ムッシュマスノアルパジョン益野広夢取締役「非常に好評で、店舗によっては既にご予約で売り切れている状況ですね。年に一度のクリスマスなので、皆さんの大切な方とケーキを買って、楽しんでいただけたらなと思っております」