聴覚障害者の国際大会、デフリンピックで2つのメダルを獲得した佐々木琢磨選手らが、母校の仙台大学で開催された報告会に出席しました。
佐々木琢磨選手「この応援をパワーにもらうことができました。その結果、応援のパワーだけで走れた。本当にありがたかったです。応援があったから金メダルをとれたと思う」
100メートルで銅メダルを獲得した佐々木選手は、4×100メートルリレーでアンカーを務めました。
疲れはピークに達していたそうですが、それを感じさせない力強い走りで日本の金メダルに大きく貢献しました。
金と銅、2つのメダルを獲得した佐々木選手は11日、母校の仙台大学で開催された報告会に出席しました。
今回のデフリンピックには、4×400メートルリレーで金メダルに輝いた村田悠祐選手ら在学中の4人の後輩も出場しました。
かつて自身の入学当時には、たった1人でデフの活動を行っていただけに、多くの後輩たちと日本で初めて開催されたデフリンピックに出場したことは、メダル獲得の原動力になったそうです。
仙台大学職員である佐々木選手は、面倒見が良く母校や故郷青森県で後進の指導にも当たっています。
今後は選手としての活動と平行して、社会貢献活動にも取り組みたい考えです。
そんな佐々木選手から、若い後輩や子どもたちへのメッセージです。
佐々木琢磨選手「自分のやりたいことに向かって真っすぐに進んでいけば、必ず道は開けます。それは結果だけではなく、人生に大切なことを学べる。だから真っすぐに道を歩んでいってほしい」