中国・上海の工事現場。10日、数十人が集まって穴を掘り始めましたが、彼らは工事関係者ではありません。

 お目当ては、ある“宝物”。この場所でなんと、清の時代に流通したスペイン製の銀貨が掘り出されたというのです。

 数千枚が見つかり、高額で売れたという情報が拡散。

 日が沈んだ後も人は増え続け、金属探知機も次々と投入。場所を巡ってのトラブルも発生しましたが、そもそも中国では地下に埋まったものはすべて国の所有物。勝手に持ち去ると罰せられる可能性があります。

 当局は現場を立ち入り禁止にし、掘り出したものを提出するように求めていますが、今のところ1つも届いていないということです。