仙台市の八木山動物公園で2024年に生まれたホッキョクグマの双子が、20日に1歳の誕生日を迎えます。誕生会が開かれ、訪れた人たちとともに2頭の健やかな成長を願いました。

 八木山動物公園の双子のホッキョクグマ、雄の「うみ」と雌の「そら」は、20日に1歳の誕生日を迎えます。

 新田智紀記者「生まれた時は600グラムほどでしたが、体重は100キロほどに増えています」

 19日に多くの来場者とともに誕生会が開かれました。プレゼントは食パンやリンゴで作られた特製ケーキです。おいしそうに食べる様子に会場は笑顔に包まれました。

 ホッキョクグマは繁殖が難しいとされていて、双子の母親ポーラはこれまで出産後に子グマを体の下敷きにして圧死させてしまうなど、子育てがうまく進みませんでした。

 このためお産をする部屋を狭くしたり、床にウッドチップを敷きつめたりするなど、飼育員たちは細心の注意を払ったということです。

 飼育員三浦史順さん「1年経って今が一番ほっとしている。深いプールでも全然物怖じせずに遊んでくれてますので、やっとここまできたかなというのが本音。日本のホッキョクグマの次の世代を担う大切な存在」

 訪れた人たちも愛くるしい、うみとそらの健やかな成長を願っていました。

 「おめでとうございます。毛がモフモフなところ、白くてきれいなところが可愛いです」「大きくなったなと思って。男の子と女の子の差が分かるようになって。格好いいし可愛いし魅力がいっぱい」