大阪・道頓堀で消防隊員2人が死亡したビル火災について、2人がいた現場で「バックドラフト現象」が発生していたことが分かりました。

 8月18日に発生した火事では、消防隊員の森貴志さん(当時55)と長友光成さん(当時22)の2人が死亡しました。

 大阪市消防局がまとめた中間報告によりますと、2人が消火活動をしていたビルの5階で新鮮な空気が入り急激に燃焼する「バックドラフト現象」が発生していたということです。

 また、火が屋外の壁に設置されていた看板をつたったことで被害は拡大したとみられていますが、この看板に法律で定められている不燃性の素材が使われていなかったことも分かりました。

 消防局は今年度末までに最終報告をまとめるとしています。