香港の高層マンション火災の発生から、26日で1カ月となりました。住人の多くが今も被災者向け住宅などで暮らしています。

 火災は修繕工事中のマンションで先月26日に発生し、これまでに161人が死亡しました。

 5000人近い住人の多くは、今も香港当局が用意した臨時住宅やホテルなどで暮らしています。

避難生活を送るマンションの住人 「(当局には)住む場所を与えてほしい。購入でも賃貸でも構いません。私たちに将来の見通しを示してほしいです」

 出火時、バッグと電話だけを持って逃げた女性は「先が見えず、今も気持ちは混乱している」と話しました。

 当局が設置した「独立委員会」は原因などを調べ、9カ月以内に報告書を出す予定です。