海運大手、商船三井のLNG=液化天然ガスを運ぶタンカーが、ホルムズ海峡を通過したことが分かりました。アメリカによるイランへの攻撃後、日本が関係する船舶の通過は初めてです。
■日本関連船“ホルムズ”通過 封鎖後初
トランプ氏(3日、SNSから) 「もう少し時間があれば、ホルムズ海峡を簡単に開放し、石油を確保して大金を稼げます。それは世界にとって『大もうけ』になるでしょう」
アメリカは、イランの建設中の高速道路を空爆。イランはアメリカの戦闘機を撃墜。攻撃の応酬は続いています。
事実上イランに封鎖されている、ホルムズ海峡。3日、ペルシャ湾内に停泊していた商船三井のタンカーがホルムズ海峡を通過したことが分かりました。日本関連のタンカーが通過したのは、封鎖以降初めてです。
現在は危険な水域を出て、すべての乗組員全員の安全も確認できているといいます。
■“ホルムズ封鎖”で原油輸入滞る
原油の輸入が滞る中、2日高市総理大臣は…。
高市総理 「国民の皆様への節電や節約のご協力依頼については、あらゆる可能性を排除せずに臨機応変に対応してまいります」
現状、石油は足りているとしている中、例年どおり夏と冬にエネルギー需要が高まることでの節電節約の呼びかけをする可能性があると発言。
これを受け3日、赤沢経済産業大臣はこのように話しました。
「過去にいろいろな有事があったと思うが、その時に政府が取った手法にはいろいろなものがあるということ」
■韓国では車やゴミ袋制限も
石油の入手が困難になるなどで、過去に政府が講じてきた政策を見てみると…。
70年代のオイルショックの時には、「企業へのエネルギー使用制限」「深夜営業の自粛」「冷暖房の設定温度制限」などなど。
ウクライナ侵攻の際には国民に「節電要請」をするなどさまざまな対策を講じてきました。
現時点では230日分の石油備蓄がある一方で、原油不足の影響がすでに出ているのがお隣、韓国です。
韓国政府は、車の利用制限にも乗り出しています。政府庁舎では、きょうは車のナンバーの下一桁が3と8の車両については駐車場に入れなくなっていて、あすは4と9が対象です。
車の利用制限に加え、スーパーマーケットでは行政がゴミ袋の納品数を制限していて、消費者には…。
店長 「消費者も大量購入ができず、必要な分だけ1日に1人1枚という感じで売っています」
韓国政府は、7カ月分の石油の備蓄があるとしていますが、不安は広がっています。
(2026年4月4日放送分より)