20日に発生したの地震を受けて、気象庁は北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表しました。今後1週間程度、大きな地震や津波に備えるよう呼び掛けています。
仙台管区気象台久利美和地震津波対策調整官「今後1週間程度、同程度または更に大きな地震が発生する可能性がございます」
気象庁は20日の地震を受けて、大規模地震が発生する可能性が平常時と比べて相対的に高まっているとして、宮城県35の全市町村などを対象に北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表しました。
付近でマグニチュード7以上の地震を観測した場合に、その後の大きな地震や津波への注意を呼び掛ける情報です。
仙台管区気象台久利美和地震津波対策調整官「実際に大規模地震が発生するかどうかは不確実であることから、十分にご理解いただいた上で、自らの命は自ら守るという原則に基づき、防災行動を取っていただきますようお願いいたします」
北海道・三陸沖後発地震注意情報は、4年前に始まった新たな注意喚起の情報で、発表は2025年12月の青森県東方沖の地震に続き2回目です。
日本海溝や千島海溝ではマグニチュード7クラスの地震が発生した後、続けてマグニチュード8クラスの更に大きな地震が起きる可能性があります。
マグニチュード8クラスの巨大地震につながる例は、100回に1回程度と言われています。
東北大学今村文彦教授「100回に1回で1%なんですけども、通常の地震の可能性よりも高いんです。東日本大震災は2日前に地震が起きその後に巨大な地震が起きたわけですので、そういう事例を見ていただいて今回の注意情報の重要さを認識していただきたいと思います」
2011年3月11日の東日本大震災では、マグニチュード7.3の地震が起きた2日後にマグニチュード9.0の巨大地震が起きました。
このように続いて発生する地震、後発地震の被害を少しでも減らすため1週間程度、防災対応が呼び掛けられます。
東北大学今村文彦教授「地震による揺れの対応を、その後に津波や土砂災害等ありますので自分たちでできる点検、転倒防止であったり避難の避難場所の確認等々これはしっかりやっていただきたいと思います」
ただし、巨大な地震が必ず起きるわけではありません。
2025年12月の青森県東方沖の地震では巨大な後発地震は起きませんでした。
ですので普段通りの生活を継続した上で、いつもより地震の発生に注意して備えることが大切です。
1.すぐに避難できる体制での就寝、避難しやすい部屋で寝る、枕元に靴などを置いて寝る、・子どもや高齢者とは同じ部屋で就寝する
2.非常時持ち出し品の携帯、避難リュックや貴重品などは近くに置いておく、まだ夜は冷え込むので防寒具やカイロなど寒さ対策も忘れずに
3.揺れによる倒壊への備え、崩れやすいブロック塀には近づかない、住居に不安がある方は知り合いの家などへの避難も検討する
4.土砂災害等への注意、土砂崩れの危険性が高いところには近づかない、崖に近い部屋での就寝を控える
5.緊急情報の取得体制の確保、携帯電話の音量をいつもよりも上げておく、ラジオなども用意しておく
6.日頃からの備えの再確認、水や食料トイレなどの備蓄品の再確認、避難場所や避難経路の確認
7.買いだめなどはせず、落ち着いて備えの見直し、必要な分だけの購入を心掛けてください。
沿岸部に近い場所で作業される方は、特に注意が必要です。避難経路の確認、情報収集を徹底してください。