ゴールデンウィークは宿泊業や観光業などだけではなく、自動販売機業界も大忙しです。
東北を中心に自動販売機の設置や運営をしている仙台市宮城野区のサン・ベンディング東北では、今の時期ならではの作業が行われていました。
サン・ベンディング東北事業戦略部茂木寛樹課長「自販機のホットからコールドへ切り替える作業で、ホットの商品を抜き取ってこれからコールドの商品を入れる作業になります」
コールドドリンクは、ゴールデンウィークから夏にかけて売れ行きが伸びるため、例年この時期に作業しています。宮城県だけでも約1万台の自動販売機を管理しているため、全て入れ替えるのに3カ月ほどかかるそうです。
サン・ベンディング東北事業戦略部茂木寛樹課長「一番忙しい時期になっちゃうかなと思います。気温上がってきて20℃位を超えてくるあたりからどんどんコールドの売り上げの割合が増えてくるイメージですかね」
サン・ベンディング東北では、気象庁が発表する気温予測なども踏まえ、客のニーズを見定めています。
サン・ベンディング東北事業戦略部茂木寛樹課長「気温が高い日が続きそうだという時に、春夏で言えば切り替えの時期を少し早めるだとか、逆のパターンで気温がなかなか上がらないですという予報が出た場合は、進捗によってはちょっと遅らせるような指示が出る可能性もございます」
サンベンディング東北では、自動販売機に3列ある商品棚のうち上2列が年中コールド商品で、一番下の列を秋冬はホット、春夏はコールドにすることが多いということです。ホットとコールド両方の商品を売っている自動販売機は海外では珍しく、日本特有ということです。
サン・ベンディング東北事業戦略部茂木寛樹課長「断熱材で仕切られた部屋が3つ分かれているんですけども、ここの部屋がホット、こっちは全部コールドになっている状態です」
ホットとコールドの部屋を断熱材で区切ることで、隣り合っても干渉せず効率的に熱したり冷やしたりできるということです。
サン・ベンディング東北事業戦略部茂木寛樹課長「電気を使ってエネルギーを使って冷蔵しているんですけど、その時に絶対、排熱っていって熱エネルギーが出ると思うんですけども、そのエネルギーをホットに活用しようという仕組みになっているので、かなり電気代が削減されるようになってますね」
これから増えるコールド商品の人気は、1位が「お茶・水」、2位が「スポーツ飲料」、3位が「ペットボトルジュース」です。
かつて自動販売機では缶ジュースと缶コーヒーが主流でしたが、今はお茶やお水の販売が当たり前で、気温が30℃を超えてくる時期はかなりの割合を占めるということです。
6月以降ほとんどの自動販売機でラインナップはコールド商品だけになりますが、自動販売機に関するアンケートによりますと、夏でも温かい飲み物を販売してほしい人は1200人中4割もいます。男女別では、男性が35.2パーセントに対し女性が45.7パーセントと多くなっています。
サン・ベンディング東北の茂木さんは、自動販売機は部屋ごとにホットとコールドの設定をするため、1つの商品だけホットにすることができず、夏でもホットの要望に応えることが難しいと話していました。
空調が利いている施設やサービスエリアなどではホットの需用が高いため、1年中ホットを置いている自販機もあるということです。