辺野古沖で抗議団体の船2隻が転覆した事故です。抗議団体は1日、安全確保についての自覚があまりに欠けていたと、ホームページ上で改めて謝罪しました。

■亡くなった生徒の母 SNSに思いつづる

知華さんの母 「ともちゃん、ママ来たよ」

 亡くなった武石知華さんの母親。今週、初めてSNS上で思いをつづり、知華さんとの最後の会話を振り返りました。

「沖縄から帰ってきたら、インドネシアだね。パパに会えるね。」 「家族四人でディズニー行きたいな。パパは4月には戻るよね?」

 沖縄に出発する日の朝。母親は「ともちゃん、ハグは?」と聞きましたが、遠慮されてしまったと言います。

「今日は、ハグできなかったな」 「あの後ろ姿が最後の姿だなんて」 「どうにかしてあの時に、時を戻せないだろうか」

 このやりとりの2日後、抗議団体「ヘリ基地反対協議会」の船2隻は、辺野古沖で転覆。この時、現場には波浪注意報が出ていました。

■団体が声明「弁解の余地はない」

 遺族はこれまでの投稿で、遺族が沖縄にいる間、団体側から面会の申し出や手紙、弔電が一切なかったことを明かしていました。

知華さんの父親(4月17日Noteの投稿) 「私はこれをどう理解すれば良いのでしょうか」

 遺族の指摘を受け、団体は1日、2度目の謝罪文をホームページ上に掲載しました。

ヘリ基地反対協議会HPから 「事故直後、私たちが直接の謝罪や弔意をお届けできなかったことで、ご遺族にさらなる深い傷を負わせてしまったことを重く受け止めております。事故そのものの責任に加え、その後のあまりに不十分で不適切な対応について、弁解の余地はなく、改めて深くお詫び申し上げます」

 さらに、安全確保の自覚が欠如し、「尊い命を失うという取り返しのつかない結果を招いた」と遺族に謝罪しました。

「自然の影響を大きく受ける海上での活動に、修学旅行生を含む未成年を受け入れるという判断自体に重大な誤りがあったと痛感しております。本来、何よりも優先されるべき安全確保について、当事者としての自覚があまりに欠けておりました」

 団体は4月3日付で学校を通じて遺族に謝罪の申し入れを行っていますが、今月1日時点で学校側からの回答はないということです。

(2026年5月2日放送分より)