原油価格の高騰によるインフレ懸念を背景に世界的に長期金利が急上昇するなか、アメリカの30年債の利回りが19年ぶりの高い水準に達しました。

 アメリカの30年債の利回りは19日、一時5.19%に上昇し、世界金融危機直前の2007年以来19年ぶりの高い水準となりました。

 背景にはイラン情勢の先行きが不透明な中原油価格の高騰が続きインフレへの懸念が強まっていることがあります。

 さらに、利上げへの警戒感や財政赤字の拡大懸念から投資家が国債を売る動きが広がっていて、債券価格の下落に伴い利回りが上昇しています。

 市場では、30年債の利回りが、5.5%を突破するとの見方も浮上していて、住宅ローン金利や企業の借り入れコストの上昇によるアメリカ経済の減速懸念とともに世界各国の債券市場への影響も警戒されています。