現地メディアが多数詰め掛けるなか、姿を見せた男に記者たちから声が掛かります。
記者 「アンディックさん、無罪を主張しますか?」
男には、大富豪である父親を殺害した疑いが掛けられていました。
スペイン・バルセロナで生まれたファストファッションブランド「MANGO」は、およそ120カ国に2900以上の店舗を持つ世界的な大企業です。
その創業者、イサク・アンディック氏は、おととしの12月、謎の死を遂げていました。
バルセロナ近郊の岩山で家族とハイキング中、崖から100メートル下に転落。死亡したのです。
当初、警察は事故の可能性も視野に入れていましたが、19日、イサク氏の長男ジョナサン・アンディック容疑者を殺人の疑いで逮捕したのでした。
スペイン国営メディアによると、唯一の目撃者だったジョナサン容疑者は、警察の取り調べにこう話しているといいます。
ジョナサン容疑者の供述 「父の数メートル先を歩いていた時、音がしたので振り返ると落ちていくのが見えた」
しかし、日本円でおよそ8300億円と推定されるイサク氏の個人資産を巡って、事件前から関係が悪化していたと当局は見ています。
記者 「ジョナサンさん体調は?無罪の主張を続けますか?」
ジョナサン容疑者は逮捕当日、100万ユーロ、日本円で1億8000万円を払って保釈されたのでした。