来日している国連のグテーレス事務総長が都内で会見し、国連安全保障理事会の改革の必要性を強調しました。

国連 グテーレス事務総長 「危機にあるのは多国間主義そのものではない。国際法を破りながら国連安保理での拒否権を使い、処罰を避ける大国の振る舞いこそ問題なのだ。大国が悪い前例を示してしまうと、世界中の中規模の国々は自分たちも何をしても罰せられないと考えるようになる」

 グテーレス事務総長は20日、日本記者クラブで会見し、国連安保理が現在の国際情勢に対応できていないと指摘しました。

 また、「大国が悪い前例を示してしまう」と述べ、改革に向けた議論を加速させる必要があるとの認識を示しました。

 国連安保理の改革は常任理事国も必要性を認め始めているとのことです。

 グテーレス事務総長の任期は今年末までで、後任選びが進むなか、国連改革をどこまで前進させられるかが課題です。

 グテーレス事務総長は国連と日本の連携強化に加え、アジアで初めて日本で開催される国連事務局長会議に参加するため来日し、18日には高市総理大臣と会談しました。