北海道・知床沖の観光船沈没事故で釧路地裁は、運航会社社長・桂田精一被告に求刑通り、禁錮5年の実刑判決を言い渡しました。釧路地裁前から報告です。

 17日午前10時過ぎに判決が読み上げられました。その瞬間、桂田被告はやや目線を上にあげて小さく息を吐きました。

 一方で、傍聴していた乗客家族からは緊張が解けたかのような大きな息を吐く音が聞こえました。目をつぶりながら天を仰ぐ家族もいました。

 起訴状などによりますと、桂田精一被告は悪天候が予想されるなか運航の中止を指示せず、観光船「KAZU1」を沈没させ、乗員乗客26人を死亡させた業務上過失致死の罪に問われています。

 争点は「予見の可能性」で、検察は禁錮5年を求刑し、弁護側は無罪を主張していました。

 17日、釧路地裁の水越壮夫裁判長は求刑通り禁錮5年の実刑判決を言い渡しました。

 釧路地裁のロビーには廷内には入れなかったものの、判決の日を同じ空間で感じたいと話す事故当時の元斜里町長や行方不明者の捜索にあたった地元漁師の姿などがありました。

 判決の読み上げは現在も続いています。

※「KAZU1(ワン)」は正しくはローマ数字