東北の麻薬王と呼ばれた、薬物密売グループのリーダー格の男の裁判で、検察側は拘禁刑10年を求刑しました。

 薬物密売グループのリーダー格で無職の高橋敏夫被告(72)は、2024年3月から2025年10月にかけて、自宅や商業施設の駐車場などで、複数の客に覚せい剤を密売した罪などに問われています。

 高橋被告は40年以上前から薬物の密売を繰り返していたとみられ、購入客からは「東北の麻薬王」と呼ばれていました。

 13日に仙台地裁で開かれた裁判で、高橋被告は入手先について問われ、「暴力団関係です。1回あたり23g入手して、30人から40人に売る」と述べました。また、覚せい剤について「仕事をしなくなった人もいるし人間じゃなくなる。国を滅ぼす薬だと思う」と述べました。

 検察側は、長期間にわたって密売を繰り返していて再犯の恐れが高いなどとして拘禁刑10年、罰金50万円を求刑しました。

 弁護側は、暴力団との関係が切れ再犯の恐れはなく反省の態度も示しているとして寛大な判決を求めました。判決は、8月28日に言い渡されます。