相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件から26日で10年です。支援する側だった男がなぜ事件を起こしたのか。社会への問いは今も続いています。
園の元職員・社会福祉士(刑事司法SW) 西角純志さん 「被害者が置き去りにされているような感触がありました」
園の職員だった植松聖死刑囚(36)は2016年、刃物で入所者らを次々と襲い、45人を殺傷しました。
西角さん 「障害者を支援するはずだった彼が、どうして殺傷するに至ったのかというのが問題。命の選別とか性や能力でその人の価値を測る。こういう考え方は今でもあると思う」
善意を殺意へと変えた偏った考え方から目をそらさずに、助長させないために向き合っていく必要があると訴えます。
西角さん 「どんな人でも生きる価値がある。この事件は過去の事件ではなく、社会を問い続ける事件だと感じます」
園内のモニュメントには、亡くなった19人のうち、これまで10人の名前が刻まれていましたが、事件の被害を伝え続けるため、今年新たに1人の名前が刻まれました。