海水浴シーズン、安全に楽しむための注意点などについてライフセーバーに聞きました。

 仙台市若林区の深沼海水浴場で12日、海の安全を守るライフセーバーの講習会が開催されました。

 ライフセーバーがいる海水浴場を選ぶことだけではなく、安全に対する意識を持つことも求められます。

 水難事故の要因の約半分を占める離岸流は、岸から沖へと向かう強い流れで気づかないうちに沖に流されてしまいます。

 離岸流に巻き込まれた場合、岸に向かって泳ぐのではなく、陸と並行に移動することが重要です。

 離岸流の幅は数十メートルとされていて、横に泳ぐことで流れから抜け出すことができます。

 ライフセーバーは、もし泳げないと感じた場合は、無理をしないことが重要と話します。

 宮城県ライフセービング協会小山大介さん「助けてサインがあるのでそれを出して助けを待つ。体力を温存させる」

 助けてサインは万国共通で、片手を左右に大きく振って、ライフセーバーに助けを求めます。

 両手を上げると沈みやすくなるので、片手でサインを出すことがポイントです。

 少しでも危ないなと感じたら、ためらわずにレスキューを呼びましょう。

 浮き輪は手軽に使える一方で、意外な弱点もあります。

 宮城県ライフセービング協会小山大介さん「風が強い日は比較的、浮き輪はリスクが上がりやすい」

 離岸流に次いで、救助要因として多い風に弱いのが浮き輪です。

 宮城県ライフセービング協会小山大介さん「浮き輪の下にお腹から下が入っている状態なので、水の流れや風の影響を受けづらく流されづらいのがオーソドックスな浮き輪の使い方」

 海の危険は沖と思いがちですが、意外にも浅瀬での事故が多くなっています。

 宮城県ライフセービング協会小山大介さん「浅瀬の方がかなり気を使います。実際、レスキューに行く時も波打ち際が一番入ることが難しい」

 浅瀬は波の勢いに加え、巻き込むような流れが発生し足元には沖へ戻る強い流れが生まれます。

 宮城県ライフセービング協会小山大介さん「研究データ的に言うと、くるぶし以上の水深で溺水事故になってしまいます。転倒してあとは意識がなくなって、鼻と口が水に覆われていたらもう溺れてしまいます。溺水は水深はあまり関係く、深いからとか浅いから安心とかはないです」

 特に子どもは足の接地面が小さいため、より転びやすく注意が必要です。浅瀬だからと油断せず、お子さんから目を離さないように心掛けましょう。

 海の事故が多い年齢は、7歳と14歳です。7歳は親から離れて自由な活動を始める時期で、14歳は友達同士で行動するようになる時期ということです。