熊本地震では車中泊をしていた女性が熱中症の疑いで死亡するなど、被災者は猛烈な暑さの中での避難生活を強いられています。

 暑さの中での避難生活の注意点や備えを専門家に聞きました。

 猛暑の中での避難生活は、これまであまり想定されてきませんでした。

 熱中症を研究する中京大学の松本孝朗教授は、避難所となる学校の体育館はエアコンが無いと特に暑くなりやすいため警戒が必要と話します。

 中京大学松本孝朗教授「体育館は上の方に明かり取りの窓があったりするので、日差しが結構入ります。屋根が鉄板でできている体育館は、本当に暑いです」

 避難所にトイレが少ない時などに水を飲むことを我慢する人がいますが、熱中症の危険度を高めてしまうためこまめな水分補給が重要と指摘します。

 熱中症を防ぐために有効なことは、外から体を冷やすことです。

 中京大学松本孝朗教授「もし水が通っていれば、小学校、中学校、プールがある場所であれば更衣室の横にシャワールームがあるので、浴びてもらうと体が冷えます」

 災害への備えについて、仙台市の防災・減災アドバイザーの早坂政人さんに聞きました。

 早坂さんは、季節により非常持ち出し品の中身を変える衣替えが重要と話します。

 仙台市防災・減災アドバイザー早坂政人さん「(持ち出し品を)一度準備されて終わりにしてる方も多いですけども、ぜひ夏バージョンとか冬バージョン、非常持ち出し品の衣替えを行っていただきたい」

 熱中症対策には、水の他にスポーツドリンクを加えたり塩あめやタブレットを用意したりすることが有効ということです。

 避難所にエアコンが設置されていない場合の備えも重要です。

 仙台市防災・減災アドバイザー早坂政人さん「小型のハンディファンとか扇風機とか、すぐ冷たくなる冷却材っていうんですかね、ああいうものもあります」