8月の千葉豪雨や9月7日の福島県の大雨でも冠水した道路で車が水没し、犠牲になるケースが相次ぎました。大雨の中を車で移動する際、命を守るためにどのように行動するべきなのか。

 冠水した道路に車を走らせる実験映像では、水深60センチに時速40キロで走行すると、水しぶきを大きく上げてエンジンが停止します。

 車の中に水が浸入し、10分ほどで外の水深と同じ60センチに達しました。

 冠水した道路に進入し無理に走行すると、はね上がった水が車の隙間から入り込み、エンジンの停止や故障につながる可能性があります。

 JAF宮城支部広報担当佐藤陽さん「バンパーより上に冠水している水がある、水深があると走行するとせり上がって水が来るので、バンパーの下もしくはタイヤの半分を目安にしていただく」

 過去に浸水した場所などを確認し、アンダーパスなど水がたまりやすい場所に近づかないことが重要ですが、冠水した道路に進入して車から出られなくなってしまった場合、どのようにして脱出すれば良いのでしょうか。 水没した車の中から道具を使って脱出する想定の実験映像では、傘の先端を叩きつけて窓ガラスを割ろうとしますが、びくともしません。

 金具部分が鋭利な座席のヘッドレストでは、水中でうまく力が入れられないこともあって窓ガラスを割ることはできませんでした。 JAFは、専用の脱出用ハンマーを車に常備することを推奨しています。

 脱出用ハンマーを使うと、水中でも簡単に窓ガラスを割ることができます。

 JAF宮城支部広報担当佐藤陽さん「固定されている部分、へりの辺りを目掛けて先のとがった部分で叩く」

 使用する際には、横から振りかぶるようにすると効率良く割ることができるということです。