完成から40年以上が経過し老朽化が進む仙台市の泉区役所の建て替え事業に伴い、仙台市は3つの応募事業者による公開プレゼンテーションを行いました。

 公開プレゼンテーションには市民約200人が参加し、3つの事業者が泉中央駅など既存の施設と調和が図られるようそれぞれが練り上げたコンセプトを発表しました。

 庁舎の敷地内にバスプールを新設する案や駅と区役所を結ぶオーバーブリッジを整備し交通渋滞を緩和する案、それに防災の拠点となる施設を建設する案が提案されました。

 泉区役所建替事業者選定委員会・増田聡委員長(東北大大学院教授)「公共的な施設群として、ここをどう考えるのか。そのきっかけとして区役所を起爆剤のスタートに使う」

 仙台市では29日のプレゼンをもとに、2月中旬、新庁舎の設計や建設などを行う優先交渉権者を選定し、2026年度までに供用を始める方針です。